何を描くか迷ったときは 自分が好きだったものを思い出す

コラム

絵描きをしていてとても苦労することといえば、次は何を描こうかと迷ったとき。

ある時ふと「何を描きたいんだっけ?」という沼に足を取られてしまう。

そんな時は大変だ。散歩に行ったり本を読んだりして、

必死にインプットしていくけれど、どれもアウトプットまでにいたらない。

何かを創作している人で、共感してもらえる人もいるかもしれない。

いくらインプットをしても何も出てこない。

ただ、底の見えない穴の中にぽいぽい情報を投げ入れるだけみたいな。

そんな時は自分の頭の中の引き出しを探ってみることにしている。

例えば自分の好きだったもの。子供のころ夢中になったものを思い出す。

僕の場合はゲームっ子だったこともあり、すぐに思い出すのは「FF7」をプレイしていた思い出。

そこから、それがなぜ好きだったのかできるだけ細部を思い出していく。

できればもう一度手に取って検証していくのがいい。

なぜ「FF7」は今でも心に残っているのか?

まず思い出されるのは音楽である。通常の戦闘曲やボス戦の音楽。

コントローラーの「L」と「R」ボタンにかけた人差し指がリズムに合わせて上下に運動していたこと。

ビジュアル面での感動も大きかった。オープニングのムービーシーンも印象的だ。

路地裏に漏れ出すライフストリームの光に照らされたエアリスから、魔晄炉の全景へと引いていき、クラウドが列車から飛び降りて戦闘へ突入していく。

このシーンだけでこのゲームに心をすべて持っていかれた。

容量の少ないメモリーカードの中身は、ムービーシーンの直前のセーブデータで埋め尽くされていた。

切ない表情、希望に満ちた青い目。

おそらく思い出補正とともに、頭の中で作られた自分だけのムービーシーンもそこにはあるかもしれない。

そうかこの表情を絵にしよう。

そこでハッとする。切ない目、希望に満ちた表情?

そうだ次はこの表情で描いてみよう!

コントローラーにかけた人差し指の躍動感を絵にしてもおもしろいんじゃないか?

なんてことを考え付くのである。描きたいものは自分の中の引き出しを覗けば必ずそこに眠っている。

もちろん現実に、長いこと開けていないタンスの引き出しの中にも眠っているのかも。

もし描きたいテーマがなかなか決まらないときは、この方法がかなり効くかも。

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